ウェルビーイングを意識した「いきいきと働く土台としての
勤怠管理」を実現。勤怠データの可視化を通じて、健康経営の
推進を後押しすることができました

日本事務器株式会社

日本事務器株式会社

  • 業種 情報通信業
  • 社員数 862人(2026年3月時点)
  • 住所 〒151-0071
    東京都渋谷区本町三丁目12番1号
    住友不動産西新宿ビル6号館(受付11F)
  • Web https://www.njc.co.jp/
  • クロノスPerformance
  • クロッシオン

日本事務器は1924年の創業以来、事務機器の取り扱いに始まり、時代の変化に合わせて商材を変えながら成長を続けてきました。拠点は国内40箇所にあり、全国各地域の様々な業種・業態のお客様に多彩なICTソリューションを提供し、事業推進をサポートしております。また、シンガポールにも現地法人を置き、お客様のグローバル事業のIT支援にも対応しています。コンサルティングからシステムの企画・開発・運用・保守までワンストップで対応し、お客様にとって最適なベネフィットを提供する、最良のパートナーであり続けることを目指しています。

  • 課題

    • 振替休日制度で叶える「確実に休める仕組み」
    • 働き方改革にあわせた労働時間の把握
  • 導入のきっかけ

    • 健康経営の推進と「NJCショーケース」の取り組み
    • 上司も本人もタイムリーに把握できる労働時間管理の実現を目指して
  • 効果

    • 単なる労務管理だけではない、「いきいきと働く土台としての勤怠管理」を実現
    • 資料作成工数を大幅に削減し、勤怠データの集計業務を効率化
    • 手厚いサポートに支えられた短期導入

今回、旧クロノスの保守停止が間近に迫っていたこともあり、長時間労働に関係する休日出勤への対応を代休のみで処理していたルールを見直し、振替休日制度も採用して運用すべく、「クロノスPerformanceクラウド」への更新に踏み切った。
また、振替休日制度を採用するにあたり、自社開発していたフロント業務(打刻・申請・承認・閲覧)も労働基準法に対応すべく改修する必要があったが、今後の法対応の迅速化を見据え、「クロッシオン」への移行を決定した。こうした制度運用の見直しにより、休暇取得状況の可視化を実現し、健康経営を支える仕組みとして継続して運用を進めている日本事務器様にお話を伺った。

課題

振替休日制度で叶える「確実に休める仕組み」

現在利用している「クロノスPerformance」を導入する前は、旧クロノス(クロノスPerformanceの旧版)とWeb勤怠管理の「Zaion’nex」、自社開発の勤怠申請・打刻システムを組み合わせて勤怠管理を行っていました。
当社では、お客様の業務スケジュールに合わせて休日にシステムの移行・入れ替えなどの作業を行うことがあります。そのため、休日出勤をする社員の代休をいかに確保するかという点が、解決すべき必須の課題となっていました。代休の運用にあたっては、事前に取得日を決めるルールを設けていたものの、実際には後から取得日を決定することが多く、日程調整がうまくいかずに取得漏れが生じるケースが散見されました。また、法定休日に出勤した場合は、たとえ代休を取得したとしても36協定上の休日出勤日数としてカウントされてしまう課題もありました。これに対し、あらかじめ平日と休日を入れ替える「振替休日」であれば、休日に出勤しても必ず別の日に休めるという安心感を社員に提供できます。ただ、当社はフレックスタイム制度を導入しているため振替休日の法律解釈が難しく、労働基準監督署や社労士といった専門家へ相談を重ね、慎重に新制度の設計を進めました。
この新たな制度設計を実現するためには、振替休日の管理に対応しているシステムであることが不可欠な要件でした。さらに、振替出勤を行った時間に対しても割増賃金を支払うこととしたため、振替出勤の時間を正確に把握・カウントできる仕組みもシステム側に求められました。

働き方改革にあわせた労働時間の把握

従来、労働時間の管理には、賃金計算、36協定の遵守、社員の体調管理といった多角的な視点での把握が求められていました。さらに、国が進める働き方改革の浸透に伴い、より精密な就業管理が必要とされる中、当社では社員本人や管理職がそれぞれの時間を正確に認識・管理することが極めて重要であると捉えました。
加えて、単なる就業時間の可視化にとどまらず、組織全体の生産性を向上させるための施策も推進しています。特に、有給休暇を取得した際にも業務が円滑に継続できる体制の構築を目指し、業務の属人化解消を意識しながら、全社一体となって長期有給休暇の取得促進に努めてきました。この取り組みを進める上で、有給休暇の取得状況や年度内の残り日数を正確に管理する仕組みが不可欠となり、年度の開始時に1年間の休暇計画や申請に対応できる柔軟なシステムが求められるようになりました。

導入のきっかけ

【お話を伺った方】人事部 ご担当者様
【お話を伺った方】人事部 ご担当者様

健康経営の推進と「NJCショーケース」の取り組み

当社は、社員一人ひとりが心身ともに健康で、安心して生き生きと活躍できる環境づくりを目指す「健康経営」を推進し、人材を最大の経営資源と捉えています。この方針のもと、適切な労働時間管理、有給休暇の取得促進、代休・振替休日の有効活用といった健康投資に取り組んできました。特に、ウェルビーイングの要素(身体的・精神的・社会的健康)の中で『からだ』と『こころ』の健康維持には、日々の勤務時間管理が不可欠です。適切な労働時間の把握により長時間労働を未然に防止することが、社員の身体的健康を守る基盤になると考え、今回の勤怠管理システムの強化・導入を決定しました。
さらに当社では、自社の社内システムや仕組みを「NJCショーケース」と位置付けています。これは、お客様が自社の課題や新たな可能性を模索する際の、先進的な働き方のモデルケースとなることを目指した取り組みです。勤怠管理システムにおいても、社員自身が実際に活用する中で培った成功体験や工夫のプロセスを積極的に発信することで、お客様が潜在的な課題に気づく契機を提供したいと考えています。

部下の長時間労働を見逃さない労働時間の管理が可能に

複数の勤怠管理システムを比較検討し、時間をかけて慎重に選定しました。選定において特に重視したのは、従来の課題であった振替休日制度への対応と、長時間労働を未然に防ぐ適切な労働時間管理の仕組みをスムーズに構築できることです。
具体的には、「上司と本人の双方がタイムリーに労働時間を把握できること」、および「長時間労働の防止や有給休暇の取得を促すアラート機能が備わっていること」の2要素が重要なポイントでした。
クロノスの勤怠管理システムは、利用者視点にたち、時間外労働の上限管理やアラート機能によって長時間労働の兆候を早期に察知できる点、勤務形態に応じて取得可能な休暇のみを表示できる点に加え、36協定に基づく複雑な計算にも対応できる高い汎用性を備えており、当社の要件へ柔軟に適応できるという印象を受けました。さらに、導入を確実に成功へと導く手厚いサポート体制や、親身に寄り添った対応をいただけたことが、最終的な導入の決め手となりました。

効果

単なる労務管理だけではない、「いきいきと働く土台としての勤怠管理」を実現

新システムの導入にあたり、社員一人ひとりが「自らの勤怠を主体的に把握・管理する」という意識を持つことが重要でしたが、その考えは着実に浸透しつつあります。以前は多様な労働時間の管理方法に苦慮していましたが、現在では「データの確認方法」に関する具体的な問い合わせが寄せられるなど、社員側が自己管理できる土台ができつつあると実感しています。
特に大きな課題となっていたフレックスタイム制度下における「振替休日制度」についても、事前申請フローが確立されたことで、「休日出勤が発生しても必ず休みを確保できる」という安心感を醸成できるようになりました。また、人事労務担当者側においても、振替出勤に伴う割増賃金の計算が可能になったほか、アラート機能の活用により異常値や長時間労働の兆候を早期に検知できるようになり、休暇取得状況の可視化も進みました。これらの取り組みを通じて、組織全体で勤怠管理に対する意識が一段と高まっています。

資料作成工数を大幅に削減し、勤怠データの集計業務を効率化

「クロノスPerformance」の導入によって、労働基準法の改正に合わせたアップデートが自動化され、法改正への対応にかかる工数が大幅に削減されました。
さらに、健康経営への取り組みにおいても明確な効果を実感しています。従来、全国の各拠点から担当者が集う「健康経営推進委員会」の会議資料作成には多くの時間を費やしていました。しかし、今回のシステム構成の見直しにより、月次の勤怠データ確定後にわずかな調整を行うだけで、手作業をほとんど挟むことなく必要な集計データを抽出できるようになりました。その結果、データ確認を含めた資料作成の時間が劇的に短縮されています。この業務効率化によって、担当者が本来注力すべき業務に時間を充てられるようになったことも、非常に大きな成果だと捉えています。

手厚いサポートに支えられた短期導入

社内での要件定義に時間を要した結果、システムの決定から運用開始にいたるまでは約2か月という限られた期間となりました。しかし、手厚い導入サポートのおかげで、現場に大きな混乱が生じることもなく本稼働へと移行できました。このタイトな準備期間のなかでも、一部の部署でトライアル運用を行い、そこで出てきた課題やフィードバックをもとにして、管理方法等の社員向け説明会を開催しました。さらに、当日参加できなかった従業員のために録画した動画を後から視聴できる環境を整えたことも、現場の混乱を最小限に抑え、スムーズな運用へと移行できた大きな要因だと考えています。
「クロノスPerformance」の設定にあたっては、旧クロノスの利用経験や知識があったものの、新たな制度設計に合わせた最適な設定を自社だけで判断するのは容易ではありませんでした。導入支援のプロセスで専門的なアドバイスを逐一いただけたことで、自社の運用にしっかりフィットした設定を行うことができ、安心感を持って本稼働への準備を進めることができました。
一方で、これからのクロノスに期待している点もあります。当社の社内システムは、イベント駆動型で利用者にとって便利なアプリケーション・エクスペリエンスが提供できることを目指しています。たとえば、「活動を行うと自動的に記録される」、「必要な情報がタイムリーに可視化される」など、各機能がマイクロサービス化され、APIなどで疎結合に連携する仕組みの構築を進めています。更なるシステム連携を実現できるよう、クロノスのAPI機能の一層の充実を期待しています。

導入前

導入前

導入後

導入後

クロノスから日本事務器株式会社様へ

東京営業所 – 営業担当コメント

この度は導入事例の取材について、快くお引き受けくださり誠にありがとうございました。
業務の効率化、労働環境の可視化のお役に立てたことを、大変嬉しく思っております。
今後もしっかりとサポートさせていただきながら、より良い製品・サービスの提供と機能向上に努めて参りますので、引き続きご愛顧いただけますと幸いです。

取材担当コメント

取材では貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
弊社の勤怠管理システムによる業務効率化や健康経営の推進に加え、その導入効果をお客様へのご提案にもご活用いただいているとお伺いし、大変光栄に存じます。
今後もご期待にお応えできるよう、継続的な機能向上と安心できるサービスの提供に努めてまいります。
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

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